コントラバスは、ほとんどのジャンルで弓を使います。

 

弓の使い方によって、色々な音色が出せるのがコントラバスの魅力ですよね。

また、弓だけではなく右腕の使い方でも音色や楽器の鳴りが変わりますよね。

 

弓の持ち方は初めて弓を持つときにきちんと説明をしてもらって、定期的にチェックをしてもらう事が重要だと思っています。

先生や教本によって色々な持ち方が存在するので、『これが正解!』という事は言えませんが、『これはやらないほうが良い』という要素は幾つかあります。

 

コントラバスの弓には「フランス式(フレンチ・ボウ)」と「ドイツ式(ジャーマン・ボウ)」の2種類があり、僕はジャーマン・ボウを使っていますし、学校の吹奏楽部などでもドイツ式の弓を使っている所がほとんどだと思いますので、ジャーマン・ボウの場合の話になります。

 

例えば・・・

 ・毛箱の凹みに薬指を入れない

 ・小指に力を入れすぎない   etc.

 

これらがなぜいけない事なのか、説明してもらっていますか?もしくは説明できますか?

「ダメであること」はわかっていても、「なぜダメだと言われている事なのか」を説明してもらった人は少ないのではないでしょうか。

 

毛箱の大きさも様々ですし、手の大きさだって人それぞれですよね。

僕のレッスンを受けてもらったみなさんには、生徒さんの手の大きさと毛箱の大きさのバランスを見ながら、効率良く楽器を弾けるような持ち方をアドバイスさせてもらっています。

 

 

 

そして、弓の使い方は左手と同等、もしくは左手よりも重要です。

 

「ダウン・ボウ」と「アップ・ボウ」の違いはどうでしょうか?

 

『ダウン・ボウの記号が書いてあったら弓の元から、アップ・ボウの記号が書いてあったら弓先から弾き始める』

 

という弾き方を吹奏楽コンクールの会場は良く見かけます。

しかし、ダウンやアップというのはあくまでも「弓を動かす方向」の話で、「弓元や弓先から」ではないのです。

 

また必ずしも弾き始めの音がダウン・ボウであるとも限りません。

 

 

コントラバスを含め、弦楽器は、音楽的に演奏するためにボウイング(弓使い)をきちんと考えなければいけません。

それは、ボウイングによって自然と曲に合った音色が出てくるようにするためです。

 

曲によって違ってはきますが、「ダウンの次は必ずアップ」やその逆「アップの次だからダウン」だけでは音楽的に欲しい音色が逆になってしまったり、演奏しにくい体の動きになってしまったりするのです。

 

 

左手の基礎練習は考え方と左手の形が出来上がった後にコツをつかめば、ある程度早い段階から個人練習だけでもなんとか進める事ができるようになると思いますが、右手は左手に比べると要素がたくさんあるので体得できるようになるまで時間がかかります。

 

 

こう書いて行くとなんだかとても大変なように感じられてしまうし、実際に大変かもしれません。

 

でも、ボウイングの考え方が理解でき、弓のいろいろな操作ができるようになってくると曲を弾くのがとても楽しくなります!

 

 

 

レッスンやきちんとしたアドバイスを聞いて、考えて練習するのと、そうでないのでは雲泥の差ですし、考えて練習して自分が狙った音質などが自在に出せるようになると他の楽器よりも楽しくてやめられなくなるんです!!

 

 

 

身近にボウイングの考え方や音色の作り方のアドバイスをもらえる人がいない時は、一度お問い合わせくださいね。

 

 

 

 

 

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